民主労総ゼネスト情報(2017年4月3日)

 民主労総ゼネスト情報(2017年4月3日)

●大統領選決戦―6月社会的ゼネストへ、全国11カ所で3・29決意大会

    

 パククネの罷免・逮捕がかちとられた後も、韓国労働者民衆は「闘いはこれで終わりではない、これからだ!」と宣言し、次の闘いへと進んでいる。
 3月29日、民主労総がソウル(上写真)をはじめ全国11カ所で決意大会を開催し、今回の大統領選―6月社会的ゼネストに向けた闘いの本格的スタートを切った。
 民主労総は、キャンドルの勝利を引き継ぎ「ヘル(地獄)朝鮮を変える国民行動」の勝利、そして財閥中心の経済構造と労働抑圧の構造を変える「労働の勝利」へ進むと決意した。大統領選挙と6月社会的ゼネストへと進む民主労働組合の核心的な要求は△非正規職撤廃―最低賃金1万ウォン、△財閥体制解体、△労働法全面再改定だ。
 登壇したチェジョンジン委員長代行は「社会を変える大統領選挙闘争を」「政権交代だけでは『キャンドル革命』とはならない。労働地獄・ヘル(地獄)朝鮮を変えるキャンドルになり、職場と街頭へ広がっていかなければならない」と訴えた。(下写真)
 4月冒頭から、それぞれの労組が直ちに闘いに打って出る。昨年も長期のストライキを闘った公共運輸労組は、成果退出制の中断を求めて4月8日に大規模集会を行う予定だ。全教組も15日、2万人規模での決意大会を準備している。金属労組の委員長も登壇し、「金属労組は財閥改革・積弊清算の最先頭で闘う」と宣言した。

●サード配備阻止へ、現地ソンジュで環境アセス阻止の実力闘争

 3月29日、慶尚北道ソンジュ(星州)の道路が沖縄の辺野古や高江のような戦争阻止の実力闘争の場となった。サード
(THAAD=高高度迎撃ミサイルシステム)配備のための地質調査機材を積んだトラックが、2度にわたって配備予定地のロッテゴルフ場に入ろうとしたのだ。これに対し、おばあさんを先頭とした住民たち200人が怒りに燃え「サード阻止」のボードや
「THAADが去れば平和が来る」と書かれた横断幕を掲げて立ちはだかった(写真)
 動員された数百人の警察は住民たちの怒りに圧倒されてなすすべを失い、トラックはついに機材の搬入をあきらめて引き返した。4月8日には、先月に続いて現地で大集会が行われる予定だ。

●4月1日「サード阻止・セウォル号真相究明、積弊清算の日」集会

 4月1日には、ソウル・光化門広場で「サード阻止・セウォル号真相究明、積弊清算の日」を掲げた集会が行われた。(写真)広場はそれぞれの闘いのシンボルカラーである青と黄色の旗や風船で埋め尽くされた。戦争阻止の実力闘争と、新自由主義の犯罪性を暴いてやまないセウォル号惨事真相究明の闘いがしっかりとひとつに結びついたことは歴史的な事態だ。
 新学期の講義が始まった大学生たちも大挙駆けつけ、「パククネ強力処罰」と大書したボードを掲げて集会の最前列に陣取った。
 4月1日~3日に済州島で行われた「4・3抗争69周年精神継承!全国労働者大会」と並行して開催されたこの行動には約3000人が結集し、集会後にはデモも行った。

●鉄道労組、外注化に反対し無期限ハンストに突入

  鉄道における外注化との闘いが決戦を迎えている。今年、韓国鉄道公社はKTX(韓国高速鉄道)の外注化レベルをなんと70%まで上昇させる計画を打ち出した。車両や線路の検査・修繕部門の外注化攻撃が全面的に開始されている。 これに対して鉄道労組は「国民生活の安全を尻目に、黒字経営とコスト削減という美名のもとに進められる外注化政策は国土部の鉄道民営化推進計画の一環だ」と弾劾し、闘いをエスカレートさせている。
 鉄道労組は3月27日、大田にある韓国鉄道公社の本社前で「安城(ソウル南方)線の線路維持補修業務の外注化中断」と「高陽(ソウル北方)車両KTX整備外注化計画の撤回」を要求し、無期限の集団ハンストに突入。(写真)キムカプス首席副委員長は「外注化は必ず撤回し、安全な鉄道、公共鉄道をつくるために闘う」と決意を語っている。鉄道労組は今年1月から3月にかけても、安城線の線路維持補修業務の外注化中断を要求して70日を超えるテントろう城を行った。
 とりわけ、高陽車両基地は昨年11月の訪韓闘争の際に動労千葉が訪問・交流した現場であり、鉄道労組の重要な拠点のひとつだ。露骨な組合つぶしのために、韓国でも日本でもまったく同じ攻撃がしかけられている。国境を超えた闘いで、安全破壊・労組破壊の外注化を阻止しよう!