民主労総ゼネスト情報(2017年4月8日)

 

 民主労総はこのほど、戦後革命期の4・3蜂起の「精神継承」を掲げ、済州島現地で全国労働者大会を開きました。戦争絶対反対とともに、「南北分断体制清算」を正面から打ち出しての集会です。
 8日には、ソンジュの現地に「平和バス」を仕立てて結集し、「サード配備撤回」を求める闘いに立ち上がっています。
 米トランプがシリアの次は朝鮮半島だと宣言する中、これと全面対決する新たな闘いの始まりです!

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民主労総ゼネスト情報(2017年4月8日)

 ●済州島で4・3全国労働者大会、「分断体制清算・軍事基地化阻止」の声響く

 4月2日、韓国・済州島(チェジュド)で「親日・分断体制清算!朝鮮半島平和体制実現!サード配置全面廃棄!済州軍事基地化阻止!」を掲げて「4・3抗争69周年精神継承全国労働者大会」が開催され、全国から2500人が駆けつけた。

 

◇済州島4・3蜂起(抗争)

 日帝からの解放直後、朝鮮半島は北緯38度線で南北に分断された。南朝鮮を占領した米軍は、日帝の植民地支配に協力した親日派を手先に使い、米軍政からの解放と南北統一政権の樹立を求める労働者や農民の闘いを弾圧した。これに対するゼネストや農民反乱が相次ぐ中、48年5月に南朝鮮の単独選挙を行うと発表。これは南北分断の固定化を意味するものにほかならなかった。
 単独選挙に対する怒りを契機に、4月3日、済州島の住民が武装蜂起に立ち上がった。しかし、極右反共主義者のイスンマンと米帝は本土から民間反革命を送り込むなどして鎮圧にあたり、島に住む人びとの少なくとも十分の一が虐殺される大惨事となった。韓国の歴代政権はこの事実を隠蔽し続け、1987年軍事独裁政権の崩壊後、21世紀に入って歴史の見直しと真相究明が始まった。民主労総はその闘いの先頭に立っている。

 

 民主労総のチェジョンジン委員長代行は大会で「労働者、国民の力でパククネが罷免・拘束された。しかし、パククネに至るまで厚く積み重なった積弊の清算が依然として緊急の課題だ」「日帝の植民支配を清算できていない中で親日派が今日まで権力を握り、労働者民衆の上に君臨してきた」と、70年の歳月をへても歴史の清算は未完であることを訴えた。さらに「パククネ以後の新たな体制・社会を建設しなければならない。そのことはまさに、分断をのりこえて平和と統一に進むことを意味する」「69年前、平和と統一のために命をかけた闘いは、今でも最も重要な闘争課題だ」と強調。最後に、「民主労総が違法なサード配備阻止の闘い、4・3の犠牲者に対する賠償と補償、真の名誉回復、アメリカの責任を含めた真相究明闘争の先頭に立つ」と宣言した。

 済州島では、韓国海軍基地建設の強行に抗して不屈の闘いが続いている。現地カンジョン村の代表も駆けつけ「キャンドルをとおしてわれわれは勝利を経験したが、まだ解決されていないものも多い」とし、海軍による村落共同体の破壊を許さず、平和の島である済州の軍事基地化を必ず阻止しようと訴えた。
 民主労総済州本部のキムヨングン本部長は「4・3抗争の精神は自主的に統一国家を建設することだったが、その精神は米軍政によって踏みにじられ、、むしろ歴史の歪曲と積弊が70年間続いてきた」「連帯して闘い、この積弊を必ず清算しよう」と声を高めた。
 済州4・3犠牲者遺族会の会長は、当時30万の人口のうち3万人が国家暴力の犠牲になったにもかかわらず、国家が今なお責任をとっていないことを弾劾し、70周年となる2018年を前に必ず解決しようと参加者に訴えかけた。

 大会の最後には「親日・分断体制を清算し、朝鮮半島の平和を実現しよう!サード配備を廃棄しろ!」「済州軍事基地化を阻止しよう!」などが盛り込まれた決議文が読み上げられ、デモに打って出た。民主労総はこれに先立って済州島に結集し、4月1日には慰霊祭や現地調査(右写真)も行った。