6・19 フクシマアピール 世界に発信!

6・19フクシマ大行動は、1500名の大デモを実現し大成功を勝ちとりました。この日、フクシマは歴史的闘いの出発点を記したのです。ヒロシマ-ナガサキ、そしてフクシマとして日本-世界の反戦反核闘争の先頭に立つことを決意し、労働組合こそが社会を変える力をもっていることを断固として宣言したのです。

採択された「フクシマアピール」を掲載します。

6・19フクシマアピール

本日は、3月11日の大震災、福島原発事故以降、福島現地で闘われる最初の全国闘争です。原発事故に悩み、悲しみ、苦しむフクシマの思いのすべてを心の底からの怒りに変えて、政府、東電と徹底的に闘うことを宣言する場です。
労働者、農民、漁民、母親、青年、学生が団結し、怒りをひとつにしてフクシマから全世界の原発をとめよう! 原発も核も放射能もない社会を実現するために闘いを開始しよう!
原発事故はすべてを変えた! 家を奪われ、仕事も生活の糧も奪われ、育んできた農地や家畜を奪われ、そして子どもたちの未来までも奪われようとしています。地震、津波での犠牲のうえに、福島第1原発事故によって数万人が着の身着のままに避難を強制されました。原発事故や放射能汚染の状況はまったく知らされず、「ただちに人体に影響はない」がくり返されながら、「安全」なはずの地域が計画避難地域へと拡大され、3ヵ月が過ぎた今でも避難が続いています。

県内外への避難民は10万人、県外への転校を余儀なくされた小中学生は1万人を越えています。家族も地域のつながりもバラバラにされ、仕事も金もないのに「自立」だけが求められる現実の中で、人間としての尊厳までもが奪われようとしています。

多くの避難民もいる福島市、郡山市など県内の3分の1の地域では、100万人を越える人々が年間20㍉シーベルトにせまる高放射線量のもとでの不安な日々を強いられ、原発で働く労働者には過酷なまでの被曝労働が毎日強制させられています。
これほど甚大な被害を出し、私たちに言い尽くせぬような苦悩、絶望を強制しながら、国や東電は自分たちだけは安全な場所にいて、マスコミや御用学者を使って、自らの責任を隠蔽し続けています。何人もの農民を「原発さえなければ」と自殺に追い込み、子供への「年間20㍉シーベルト」を許容する、政府や東電がやっていることは人殺しそのものです。こんなことは絶対に許せません。
文科省の原子力関連予算だけで、今年度じつに2571億円。核開発のためには金に糸目をつけないくせに、「20㍉シーベルト」の撤廃はかたくなに拒み、校庭の削り取った汚染土も放置したまま、子供たちの命を守るための最低限のことすらしていません。環境省は、放射能で汚染された瓦礫の最終処分場は福島県以外にはありえないと言い放ちました。ふざけるな! 福島を何だと思っているんだ! 私たちはモルモットではない!
政府の新成長戦略会議では、海江田経産相が「原発の再起動に全力を上げる」と発言していたことが発覚しました。事故などおかまいなしにあくまでも原発政策を推進しようというのです。この国は本当に腐っている!
このまま黙っていていいのか、これはフクシマに対する挑戦状です。「国家の成長」が原発推進なしにはできないというなら、そんな国などいりません。労働者人民の命、子供たちや青年の未来よりも、核武装と一握りの資本家の儲けを選ぶ社会など断固拒否します! こんな連中をこれ以上のさばらせておくわけにはいきません。全ての財産を吐き出させ、全ての責任をとらせなければなりません。
労働者、農民、漁民、学生、市民、すべての怒りをひとつにして、国と東電にぶつけよう! 今日をその出発の日にしよう! 全国・全世界の原発を廃止する闘いをここフクシマの地から開始しよう!   資本主義のもとでは原発事故は収束できません。国の言う「復興」など欺瞞です。
歴史を動かしてきたのは、いつの時代も私たち労働者人民の大衆的実力行動です。世の中を動かしているのが誰なのかを資本家たちに、国に思い知らせてやりましょう!
労働組合が、被曝労働を前提としてしか成り立たない原発に反対していれば原発は作れなかったはずです。労働者は労働組合を軸に団結して、先頭に立って闘い、農民もともにすべての民衆が力をあわせて、全国、全世界とつながり、実力で、奪われた一切を取り戻しましょう!
核と人類は共存できません。原発は廃炉以外ありません。大震災と原発事故を受けて、青年が、すべての人が、社会のあり方、生き方を自らに問いかけています。資本主義社会に労働者人民の未来はないことに気づき始めています。
6・11は全国で100万人が「原発止めろ、原発なくせ」の行動を起こしました。全世界で「フクシマをくり返すな」の数百万のデモが闘われています。福島県内でも郡山、いわきと闘いがはじまっています。あくまでも原発を維持し、核武装しようとする連中を、やっつけるために立ち上がりましょう! この社会のすべての生産を担い動かしている、私たち労働者や農民が主人公となる社会を今こそ自らの手でつくり出しましょう!
子どもたちの未来をかけ、人類の生存をかけて、デモで、ストライキで闘おう! 労働者とすべての民衆の連帯と団結こそが未来を拓く力であり希望です。放射能に未来を奪われてたまるか! 今こそ怒りを声にして行動しよう!
すべての原発をすぐにとめよう! すべての原発を廃止しよう!
政府と東京電力は、福島第一原発事故の一切の責任をとれ!
すべての被害をただちに補償しろ!
政府と東京電力は、すべての情報を開示しろ!
原発で働く労働者に被曝を強制するな!
すべての放射能汚染を除去し、一切を元に戻せ!
文科省は「年間20㍉シーベルト」通達を撤回しろ!
震災解雇を許すな! すべての非正規職を撤廃せよ!
あらゆる職場にたたかう労働組合をつくり、ストライキで闘おう!
すべての核兵器を廃絶せよ!
8・6ヒロシマ、8・9ナガサキへ総結集しよう!
ヒロシマ・フクシマ発1000万署名を集めよう!

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(写真 左、デモに出発する集会参加者 右、福島県庁前にデモ隊が到着)