6・5 国鉄全国運動集会の大成功を勝ちとったぞ!

6月5日、国鉄闘争全国運動主催の集会が東京日比谷公会堂で開催されました。3・11情勢に対する労働者階級の回答が、力強い労働組合の登場によって発せられました。とりわけ圧巻だったのは、被災現地の皆さんが登壇しての発言でした。参加者全員は息をのむ思いで聞き入りました。このとき、現地と全国の仲間はひとつになったと感じました。ふくしま合同労組の発言を掲載します。(事務局)

ふくしま合同労組の市川です。今日は、3・11を経て全国の闘う仲間と、また会うことができて本当にうれしいです。

震災から3カ月が過ぎようとしています。私たちの住む福島県においては、福島第1原発事故による大量の放射能もれ事故により、いつまた爆発が起きてもおかしくない、どうしようもない事態の中で、行方不明の家族を探すこともできないまま、住み慣れた家や耕してきた農地、丹精こめて育ててきた家畜を残したまま、その住み慣れた土地を、永久に離れざる得ない状況が強制されています。

日々明らかになるのは、今回の地震や津波、そして原発事故のこれほどの被害、それらすべてが自然災害でも想定外でもなく、国鉄の分割・民営化以降の、大資本の利益を最優先にして、安全を切り捨て、地方を切り捨て、労働者を切り捨ててきた資本主義社会のあり方、新自由主義の結果であること、そして「原発は安全なエネルギー」と繰り返し宣伝し、国策として原発を作り続けた国家と資本の犯罪であるという現実です。

「チェルノブイリを越えるレベル7の災害」といわれるこの期に及んでも原発政策を絶対にあきらめない民主党と資本の姿!あの国鉄分割・民営化推進の張本人であるJR東海会長、葛西敬之が何と言っているか!「原発継続しか活路はない。」「この1点に国の存亡がかかっている。」「国民的な覚悟が必要だ。」こんなことは絶対許せない!労働者の被曝を前提にしか成り立たない産業など誰が何と言っても間違っている。

そもそも大恐慌情勢と労働組合の屈服という新自由主義のもとで、労働者には失業、解雇、そしていつでも首を切れる存在としての非正規=ワーキングプアという攻撃が襲いかかっていた。今回の震災と原発事故は、そのもとでかろうじて残っていた地域のつながりや生きる糧、そして何よりも子供や青年の未来を奪った。

菅や資本がやろうとしている「復興」は資本の救済でしかない。これから起こる大量の失業問題を解決することはできないし、解決するつもりもない。これから始まるのは、さらなる労働者の分断と低賃金化、文字通り労働者階級の9割の非正規化の攻撃です。こんな社会は間違っている!

しかしそれは、生きることが闘うこととなり、資本主義社会を倒さなければ生きていけない時代に日本だけでなく、世界中が入るということです。私はこの転倒した社会を変えたい。資本によって奪われたものをすべて奪い返したい。それは、資本と闘う労働者の団結、それを組織する労働組合を甦らせることにかかっている。

動労千葉が職場を回す現場の労働者にとことん依拠し、労働者を信じて闘い、外注化を阻止し、新自由主義と闘い続けている中に、労働組合の、労働者の団結の可能性が示されている。労働者がこの社会のすべての権力を握り、奪われたものをすべて奪い返していく。職場、地域、教育、医療、福祉、そして労働者の共同性も奪い返していく、新しい社会を作っていく。そういう力が労働組合と労働者の団結にある。それこそが私が3・11情勢でつかんだ核心です。

労働組合には労働者を結びつけ、激励する力がある。原発を作るのも労働者だけど、それを止めることができるのも労働者階級だけです。そして労働者の被曝を前提にしてしか成り立たない原発を作ってきたのは屈服した労働組合のあり方です。すべては職場支配権をかけた労働組合にかかっています。階級的労働運動を被災地からこそ甦らせていく。私自身、どんなに困難だと思っても、現場の労働者を信じて、自分の職場に労働者の闘う団結を作ることをあきらめず、現場の怒りの先頭に立って闘っていこうと思います。

人の命よりも資本の利益を優先するこの社会に対して1人の首切りも許さない解雇撤回の闘いこそが、すべての労働者の利益を守ることであり、その団結の拡大、国鉄全国運動の発展がこの社会を根本からひっくり返す力になる。全国の闘いと被災地の闘い、怒りは一体です。

6・19はすべての労働者の現実と未来を、今を生きる私たち労働者自身の手で奪い返す闘いとして、労働組合の赤い旗を林立させます!全国からの結集を訴えます。共に労働者の権力を打ち立てる日まで闘いぬきましょう!