小竹運輸グループ労組、過労死と賃金差別で提訴! 記者会見に10社2局が取材、新聞・TVでも報道 岩澤仁志(茨城県地域連帯労組)

 仲間のみなさんごくろうさまです。10月21日に水戸県庁記者クラブで行われた、小竹運輸グループ労組の記者会見について報告します。

 水戸地裁下妻支部に提訴
P1000888 この日の朝9時30分より「過労死の損害賠償」裁判と仕事はずし・配車差別に基づく賃金の未払い分を支払えという「仮処分」裁判について、遺族の今井真由美さん(組合員)と小竹労組全組合員、藤田城治弁護団長が水戸地裁下妻支部をおとずれ、提訴の手続きを行いました。
 続いて正午より茨城県庁前で小竹運輸グループ労働組合、国鉄水戸動力車労働組合と合同・一般労働組合全国協議会に結集する茨城地域連帯労組、一般合同労組さいたまユニオン、東京西部ユニオン、東京東部ユニオン、全国協事務局の仲間が十数名結集し、街宣を行いました。

 茨城県庁で記者会見
P1000903 13時から茨城県庁4階の県庁記者クラブで記者会見を開き、今井さんの遺族・真由美さんを含む小竹運輸グループの組合員全員8名と藤田城治弁護士が記者会見に臨みました。
 冒頭小竹運輸グループ労働組合執行委員長の中村信幸さんが過労死事件の背景等について配布された資料に基づいて報告を行い、続いて藤田城治弁護士が発言しました。
 そのなかで、2012年11月30日午前に今井康司さんが坂東市の運送会社「小竹運輸」敷地内の車庫で作業中に死亡したにもかかわらず、会社の対応は極めて鈍く、家族に対し現在に至るも何の謝罪もなく、社内に向けては過労死ではなく、「病死」として処理しようとしたことが暴露されました。
 また、この会社の対応に対し組合は過労死問題として取り組むことを決定、組合員に対する「1週間の出勤停止」という重い弾圧をはねかえし、3月15日、労働基準監督署へ今井さんの過労死問題の関係書類を完成、提出したこと。5月16日、労働基準監督署から遺族に対する一時金と遺族年金の支給開始決定が為され、過労死が2ヶ月で認定され、年金等が支給されるのは異例の速さであることが報告されました。

 過労死と組合への不当労働行為は一体
 特に今回の過労死事件が、会社からの組合員に対する「仕事はずし」のなかで発生したことが重要で、不当労働行為のしわ寄せを受けた、非組労働者の過労死であることが強調されました。
 遺族であり、組合員にもなった今井真由美さんは記者から「この裁判で何を訴えたいのですか」という質問に対しては「夫と同じような人が出ないようにしていただきたい。労働時間をきちんと守るような働かせ方をしていただきたい」と述べました。

 「夫と同じような人がでないように」
 この記者会見では、会場の中央にNHK水戸支局のテレビカメラが据えられ、産経新聞、朝日新聞、読売新聞、東京新聞、TBS,NHKなど多数の記者が出席しました。夕方のローカルテレビニュースでも報道され、会社に大きな打撃を与え、地域に強い衝撃をもたらしています。