みんなが変わるし、自分が変われる! アメアパ11・14時限スト報告☆ 東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会 分会書記長 富田翔子

  業務を止めるストをやりたい

 今度こそ、実際に業務を止めるようなストをやりたい!

60-IMG_4279[1] それが現場の声だった。延々引き延ばされている団交、賃金は上がらず、慢性的な人員不足、そしてハナコ分会長の不当解雇の撤回。まだまだ未熟な組合ではあるけれど、直接行動のほかに私たちの苛立ちを資本に知らしめる方法はない、やろう!

 アパレルの裏方は朝搬入される商品の入庫と品出しが主な業務。通常2~3名でさばく業務なので、2名の組合員がストに入れば止められる。よって私とアキカ組合員が朝番シフトに入っている日の午前中3時間の時限ストを決行した。

 「スト破り」をめぐる攻防

 ストやるよ!と言ったら、頼む前から応援してくれた非組の子もいたが、スト前日にいわゆる「スト破り」を頼まれた、かなり組合と近しくしているA君は悩んで私に相談してきた。「僕はストが成功して欲しいと思っている、でも業務命令に逆らうこと、仕事をするってなんなのかを正直悩んでます」。

 私は彼の底力を信用して、「判断はまかせる。でも本音を言えばスト破りしないでほしい」と、動労千葉の85年ストの話や、なぜストライキなのか、小一時間話した。

 

 闘う仲間の団結で、スト破り・管理職の監視と闘う

 翌日、冷え込む朝にユニオンの仲間10数名と共に代官山の職場前に集まり、スト突入と同時に店前で座り込みを開始。資本は私たち2名のストに対して、他店舗のスタッフを含む5名のスト破りと、管理職の監視を動員した。分会としては3度目のスト、でも実は私自身は初スト!今まで何度も渋谷本社前での抗議行動はやってきたが、自分の職場である代官山での行動も初。ものすごい緊張!!!

 ふだん一緒に働いている仲間に変な目で見られるかもしれない、それでも闘う姿を見せる、その葛藤。実際、「スト破り」として出勤してる同僚の態度は緊張していて変だった。でもほとんどの同僚は、出勤時に「がんばってください!」と声をかけてくれたり、想定外の爽やかさで応援してくれた。決行前に「要求は正しいし、気持ちもわかるけど、たった2人でストやっても意味ないよ」と議論になった同僚も、出勤日でないのにホッカイロを差し入れに来てくれた。

 そしてA君は、ぎりぎりまで悩んでスト破りをしなかった。遠くの物陰から座り込みを見守っていたそうだ。私たちの気迫にびびってスト破りなど「できなかった」とも…!?それでもその選択はとても嬉しい。

 団交の再開をかちとる!

 ストの結果、翌週から団交を再開させた。しかしまだ賃上げも解雇撤回も勝ち取れていない、毎日悔しい。それでも、5・1メーデーにもストに入ったアキカは「(ストや闘争を)やる度に、みんなの反応が変わるし、何より自分自身が変われる」のが面白いと言う。闘って元気になる、犠牲を恐れず闘いぬくことで団結を強くする。組合が闘い方を実践で示して、周りと化学変化を起こす、ひとりひとりが苦闘し決起する。ストライキはその究極のかたちー。私たちはこの生き方にやみつきだ。