奈良中郵との団交を実現し、職場闘争の前進かちとる! 関西合同労組奈良支部書記長 西川洋 

  パワハラ・退職強要の激化

Aさんは、2012年はじめから2年にわたって上司からパワハラ・退職強要を受けてきました。管理職は成績のことで連日叱責し続け、些細なミスをあげつらっては「始末書」「反省文」を書かせてきました。まさに「追い出し部屋」そのものでした。

昨年9月には書類の取り扱いを部長、課長から厳しく追及され、泥棒呼ばわりされ、警察沙汰にしたくなかったら年末で退職しろと恫喝されたのです。

 団交を実現し、怒りを叩きつける

131127奈良中..[1] 11月27日、関西合同労組は奈良中央郵便局と第一回団交を行いました。Aさんは、「このままでは殺される」と、意を決して奈良中央郵便局との団体交渉に立ち上がりました。教労や自治体など地域の交流センターの仲間もかけつけました。

A組合員は、上司のB部長によるパワハラ・退職強要攻撃を、ひとつ一つ具体的な事実を突きつけて追求し、直前に強行された「所持品検査」と私物の取り上げを徹底して弾劾しました。2年間の積もりにつもった激しい怒りは、当局を追いつめ「調査」を約束させました。

ところが、本年1月14日の第2回団交で、局は「調査したがそのような事実は認められなかった」「所持品検査は、犯罪防止マニュアルにもとづいて適正に行われている」と全面的に開きなおりました。

 

中央郵便局とJP労組が一体となって労働者支配

 郵政職場でパワハラ・退職強要(解雇攻撃)が蔓延しているのは、利益追求を第一とする郵政資本と、会社の発展を組合綱領とするJP労組・体制内労組が一体で現場労働者を支配しているからです。

Aさんは、パワハラへの抗議をJP労組をとおして何度も行ってきました。しかし、JP労組幹部は、「成績が悪いのが問題」「管理職に言い返せばいい」と、Aさんの自己責任だという対応でした。奈良中央郵便局はJP労組と一体で告発を握りつぶし、逆にAさんへの攻撃を強めてきたのです。

 

Aさんの決起が職場を変える

Aさんが関西合同労組の組合員として闘いだして、職場の状況が変わり始めています。団交の翌日から、「がんばって局を追求してほしい」と激励の声がいくつも寄せられ、局は「目標は気にせずに仕事をしてくれていい」と言わざるをえなくなりました。

Aさんの決起は、郵政職場における関西合同労組・新大阪分会の闘いや雇い止め解雇撤回裁判闘争をたたかう富田林の仲間と11月労働者集会で合流できたことが決定的でした。このなかで、自分に加えられた攻撃を、郵政職場のすべての労働者に加えられる新自由主義攻撃だとはっきりさせる中で立ち上がることができたのです。