アイ介護の都労委決定で2つの不当労働行為認定 東京東部ユニオン 片野彰彦

 7月23日、アイ介護の宮本さんの解雇撤回闘争で申立てから2年目で東京都労働委員会の決定が下された。2012年5・30の雇い止め解雇の不当労働行為性を争ったものだが、結果は解雇撤回いまだ成らずであった。しかし雇い止めと一体で発生した会社の2つの不当労働行為認定を勝ち取った。会社は謝罪文を10日間掲載する命令を受けたが、いまだ掲載していない。しかし、これこそ不当労働行為認定への大打撃を告白するものだ。

 都労委決定に打撃をうけるアイ介護

7.23アイ社前 今回の不当労働行為認定の一つは会社が宮本さんの雇い止めを計画した2011年5月契約更新時からわずか1ヶ月ほどで起きている。「わーかーずたいむす」という組合ビラをレターケースに入れて配布したら、会社は「物品使用規則違反」をでっち上げて始末書を強要した。だが、この6・24日比谷社労士の始末書面談が「組合支配介入」と認定されたのだ。二つ目はこの日比谷面談をめぐって7・28におこなわれた東部ユニオンと会社との団交が不誠実団交であると認定されたのだ。この団交は7・7団交で当時の社長が、日比谷面談が依願退職をほのめかす結婚あっせんや、組合不信をあおった事実を社長が謝罪する意があることを表明したにもかかわらず、7・28団交ではこれをひっくり 返し、社長を団交からはずし、「社長を守る会」という争議ビジネス専門の社労士を雇って行った浅知恵が不誠実そのものだと認定したのだ。

 職場の仲間に報告

 東部ユニオンの仲間はさっそく決定当日の夕方には宮本さん先頭に社前行動にくり出した。「不当労働行為を認定させたぞ!会社は謝罪しろ!」と職場の仲間にいち早く報告し激励した、

 会社は1年更新の非正規職化をタテに、仲間を思い労働条件改善や被曝地強制奉公反対の先頭で声をあげた6年も働くベテランの宮本さんの解雇を計画した。しかしそのことごとくは不当労働行為認定で破綻した。断じて雇い止め理由などそこには存在しない。

 中労委闘争での闘いを宣言!

 しかし労働委員会は、まったく不可解だが、会社があげつらった理由ならざる解雇理由を「特に不自然ではない」と締めくくった。「職員聞き取り調査で宮本は不満が多い」、「服薬ミスは個人責任」、「利用者別薬表作成は守秘義務違反」、「同僚からの相談に応じていたことは職務け怠」等だ。しかも東部ユニオン委員長と社長が知人だったことを理由に「会社は組合を必ずしも嫌悪していない」とこじつけたのだ。これはもはや不当労働行為の隠蔽・抹殺行為に等しい。

 ただちに中労委への申立てが開始された。「職場に闘う組合を作って復職するぞ!」宮本さんのこの決意を先頭に東部ユニオンは労働組合の組織拡大で解雇撤回・新自由主義打倒に総決起する。