民主労総ゼネスト情報(2015年9月16日)

韓国・民主労総のゼネスト情報(9月16日付)が寄せられました。組合員や連日国会前で阿倍の戦争法案阻止に立ち上がり闘う民衆の仲間にこのレポートを共有したいと思います。

●民主労総が非常決戦体制に突入!

「労働改悪、押されれば皆死ぬ ゼネストでたたき壊そう!」

9月13日、労使政委員会は韓国労総との間でパククネ労働改革に合意したと発表した。民主労総は14日、この大裏切りを弾劾し、緊急中央執行委員会を開いて、直ちにパククネとの総力をあげた決戦に突入することを決定した。19日にはゼネスト決意大会を開催し、状況によってはこの9月にも緊急ゼネストを打つ方針である。さらに、すでに宣言している11・14全民衆総決起、11~12月ゼネストの大爆発へ、ますます非常の決意を固めて進撃し、絶対に勝利をもぎとるとしている。合言葉は「組織、組織、組織!」だ。

20150917a

●委員長はじめ民主労総指導部22人が断髪して決意

15日には、ハンサンギュン委員長をはじめ民主労総の中央指導部全員と各産別・地域本部の代表者計22人が頭を丸坊主にする「断髪式」を行い、命がけの決戦に立つ決意を率先して明らかにした。
ハンサンギュン委員長はこの場で、次のように提起した

●「ひざまずいて生きるよりは、民衆のために闘い、立って死のう

「(パククネは)安易な解雇、就業規則不利益変更というとんでもない武器を前面に出して、この地のすべての労働者を秋風に散る落葉のように落とすだろう。憲法を踏みにじって行政指針でやろうとする。私たちはこういう反民主的・反労働者的行為に没頭する政権を独裁政権と規定する。民主労総は独裁政権の労働弾圧に対しすべてを賭けて、“必死即生(死を決意してこそ生きられる)”の覚悟で闘い、勝利するだろう」
「今日、この席に来ながらチェ・ゲバラの決意を思い出した。“ひざまずいて生きるよりは民衆のために闘い、立って死すべし”。全労働者を救う方法はない。民主労総が強固に決心して闘って勝つことだ。労働勢力が総結集する闘争を作ることだ。労働者の利益を代弁できない組織は労働組合ではない。そのような組織の下で怒るすべての労働者たち、また独立労組、青年、老年、アルバ労組など、反労働政策に怒るすべての労働勢力を一つに集めるだろう。今回の労働改悪は、80万民主労総に対する弾圧だけでなく、未組織の絶対多数の2000万労働者の生存権を奪う殺人的蛮行だ。彼らはすでに(来年の総選挙で)600万票を失う覚悟だとし、政権の命運をかけて労働者を弾圧すると公言した。私たちが力なく勝てなければ、彼らの公言が事実になるだろう。絶対多数の国民、2000万労働者が一つに団結することだ。この社会を正しく立て直すためにすべての力量を集めることだ」
「全国民が総選挙と大統領選挙までこの情勢に巻き込まれるだろう。民主労総は立って死ぬことを覚悟し、歴史的な天命を堂々と全うする。国民のために、労働者のために憤然と立ち上がる。闘う歴史の底力を回復し、反労働政策に没頭するこの政権を審判する」

●韓国労総組合員、指導部の裏切りに怒り爆発

「合意承認」を求める中央執行委員会の場で、金属労連委員長が焼身抗議

パククネが「17年ぶりの社会的大妥協」と絶賛する労使政委員会合意は、賃金ピーク制の導入のみならず、より容易な解雇や就業規則の一方的な不利益変更をも容認し、非正規職拡大のための派遣法改悪にも同意するなど、労働者階級に全面降伏を迫る内容だ。これに対し、韓国労総組合員の中から、指導部の裏切りへの怒りが爆発している。

韓国労総は14日の中央執行委員会で、48人中「賛成30、反対15、棄権3」で労使政委合意を承認した。だがこの場で、金属労連のキムマンジェ委員長が壇上に飛び出し、
自らの体に火を放って抗議の焼身自殺を図るという事態が起こった。
この間、民主労総との共同闘争に立ち上がってきた金属、化学、公共部門の労働者はこの裏切りを絶対容認できないとし、指導部の辞任を要求している。韓国労総傘下の公共労連は声明を出し、「合意案がこのまま施行されれば、韓国のすべての労働者は奴隷として生きることになり、労働組合は何の意味もない組織に転落し、結局は消えることになる」「私たちはこの恥ずかしい合意が覆るその日までいささかも動揺することなく、労働者の誇りをかけて最後まで闘争するだろう。そして労働者を売り飛ばした連中を、後日必ず労働者の手で歴史の法廷に立たせるだろう」と言い切っている。

20150917b

●鉄道労組が公共部門共同闘争の先頭に

これに先立つ9月12日、民主労総と韓国労総の公共部門の労働者はソウルで共同主催の集会を開き、5000人が声をそろえて「パククネ労働改悪絶対阻止」を叫んだ。鉄道労組は2000人が結集し、闘いの先頭に立った。
(写真は鉄道労組のホームページから)