全国協ニュース第90号を発行しました!

全国協ニュース 2015年10月3日第90号

全国協NO.90.PDF

1面 合同・一般労働組合全国協議会第7回定期大会の成功を勝ち取ろう!

2面 労働相談と職場の闘い(54) 雇い止め解雇と闘う 東京北部ユニオン

3面 労働日誌(9/19~10/2)

4面 事故の一切の責任は会社にある東京北部ユニオン執行委員長 吉崎 健

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合同・一般労働組合全国協議会

第7回定期大会の成功を勝ち取ろう!

全学連への弾圧許すな!

n0090_01_01a 階級的労働運動と学生運動を先端に、ゼネストとプロレタリア革命への本格的進撃が9月国会決戦で開かれた。決定的なことは、国会における強行採決によっては何一つ物事に決着がつかないということだ。むしろ、採決された法案に対して、「こんなものは絶対に認めない。お前らが勝手に決める権利がどこにあるのか!
集団的自衛権の行使や戦争・対外武力行使など絶対に許さないぞ!」という人民の固い意志が形成されている。戦争法案・戦争国家化・改憲粉砕の階級的攻防は、安倍打倒を突破口にして日帝の体制的総破産に歴史的階級的決戦をたたきつける次なる激動的局面へと突き進む。労働者人民の力で安倍を完全に打倒し、革命的激動期を手繰り寄せることを通して、日本階級闘争と東アジアの労働者人民の闘争が連帯結合し、相互に強めあいながら一つの勝利に向かって前進するような新しい歴史的階吸均池平を切り開くことは全く可能である。
だからこそ、その大反動として日帝国家権力・警視庁公安部は「監禁致傷」なるとんでもない容疑で全学連の仲間を逮捕した。しかし「被害者」とされる福島大生・樋口正太郎は約3年にわたって全学連にスパイとして潜り込み、その情報を公安警察に売り渡して数十万~数百万円規模の金銭を受け取り、酒食・享楽に変えていた男だ。スパイ行為が明るみになり、追及されて逃走し、前進社から落下して怪我を負ったにすぎない。「監禁致傷」は完全なでっち上げだ。5月の事件を今頃大々的に宣伝し、逮捕することの中に全学連が国会闘争を最先頭で闘い抜いた正義性が明らかだ。全学連と共に国会前闘争を闘い抜いた全国協は全学連に対する不当弾圧を絶対に許さない! 全学連の仲間と固く団結して闘い抜くことをこの場で宣言する。

 「非正規の労働者が労働組合を作って職場で闘えば勝てる」

全国協は、職場における資本との非和解の闘いを絶対的な原則としている。このことが、これまでの体制内的な合同労組運動を乗り越える土台になっている。体制内指導部は、新自由主義攻撃に屈服し、労働者の階級的団結を否定した。一人一人の労働者は団結して闘う中から、労働者としての誇りを取り戻す。全国協は鈴コン闘争の中から「解雇撤回・非正規職撤廃」の路線を生み出し、職場全体、労働者階級全体を団結する闘いに打って出ている。
「非正規の労働者が労働組合を作って職場で闘えば勝てる」という実践は、国鉄1047名解雇撤回闘争と一体となって体制内労働運動を圧倒し、労働者に希望と展望を与えた。労働者は労働組合に結集して闘う中で、自分達の職場の狭い利害をこえて階級全体・人民全体の利害を守り貫く立場に自らを立たせ闘うのだ。1千万人労働者人民の組織化に向かい、ゼネストを実現出来る労組拠点建設の実践は、動労総連合と合同・一般労働組合全国協議会の建設を「両輪」として闘うことにある。第7回定期大会を成功させよう。

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スケジュール紹介

 大石運輸弾劾行動

主催 さいたまユニオン
●10月24日(土) 午前10時30分  JR高崎線・宮原駅集合
●午前11時 つつじヶ丘公園 デモの後、弾劾行動

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 労働相談と職場の闘い(54)

東京北部ユニオン

雇い止め解雇と闘う

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東京北部ユニオンは、労働相談を受けて、西武百貨店池袋本店で働いてきたKさんの雇い止め撤回を闘っている。
Kさんは、西武百貨店池袋本店レストランフロアの案内係として4年近く働き、半年ごとの契約更新を8回も繰り返してきたベテランだ。
ところが7月16日、会社は、いきなり彼女に8月31日付での雇い止めを通告。その理由は、①「職場の秩序を乱した」②「服装の乱れ」③「業務時間中に会社のパソコンでネットで商品を購入した」④「欠勤・遅刻」というものだ。しかし、いずれの理由もKさんには全く身に覚えがない、いいがかりだ。
団体交渉で、会社側は、雇い止めに「物的証拠はない」と認めた。とりわけ「アルバイトに命じて業務時間中に楽天ネット通販から商品を購入させた」と断定しながら、何の商品を買ったのかすら示すことができない。カード履歴に楽天での購入記載などないことを示し「では何をどのように購入したのか」という組合側の追及に、人事部長は「わからない」と答えるだけ。この一点で解雇など無効だし会社は謝罪すべきだ。

 内部告発への報復

今回の争議の核心は、Kさんがパワハラを内部告発したことへの報復であり、むしろ「内部通報制度」が会社からの不満分子追い出し装置として機能しているということだ。
昨年9月からKさんへの職場ぐるみでのセクハラ・パワハラが横行してきた。たまりかねたKさんが今年1月に「イエローホイッスル」という会社が設置した内部通報制度を利用して訴えた。実名をあげての告発に対し、本社法務部は店舗人事部に加害者からのヒアリングを行わせて「そんな事実はない」と報告させただけで、Kさんには「店舗人事と相談を」と電話したのみだった。
逆に職場でのバッシング追い出しは強まった。そして、それに屈しなかったKさんに雇い止め通告。会社ぐるみでの追い出しの実態だ。
「イエローホイッスル」は、04年公益通報者保護法公布の時期に西武百貨店が導入した内部通報制度だが、いわゆる「内部告発制度」とは異なる。ネットでは「騙されてはいけません。 イエローホイッスルは不満分子を発見する為に作った見せ掛けの制度です。発足以来どれだけの人間があの罠に嵌ったことでしょう」と痛切な書き込みがある。「セクハラ・パワハラがあれば…」との社内掲示を信じた労働者が逆に追い出されるという極悪の制度だ。
そして重大なことは、この会社による追い出しシステムは、UAゼンセン傘下の西武百貨店労組による職場支配と表裏一体で機能していることだ。Kさんは雇い止め前に西武百貨店労組に訴えたが「職場に居続けてもよいことはない」「事実関係は関係者に聞いてみないと何とも言えない」とはねつけられた。
西武百貨店解雇撤回闘争は、池袋駅の真ん前で、社前闘争と街頭宣伝が一体ですごい反響を呼んでいる。東京北部ユニオンは解雇撤回・非正規職撤廃、UAゼンセン支配打破を掲げて、池袋の地から11・1労働者集会への決起をつくり出す。

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短信

JR関連企業=交通機械サービスはAさんの「契約切れ=解雇」を即刻取り消せ!
Aさんは、今年の春から、JR関連企業の交通機械サービスに勤務し「無欠勤・無遅刻」で働いてきました。ところが、8月25日、武田部長から口頭で「契約切れ
(=9月30日)」を通告されました。なんぶユニオンは組合員であるAさんの「解雇」を絶対に認めず「解雇撤回」まで闘います!  (なんぶユニオン)

◎御礼とメッセージ◎

各地で開催されている国鉄集会へ、動労総連合・新潟から連帯のメッセージをお送りします。/全国の励ましに背中を押されて、私たちは今の時代に通用する動労総連合を結成しました。9・19記念集会への賛同と激励メッセージありがとうございました。新組合員加入や労働相談などJR体制への怒りがそのまま結成への反響として表れています。(中略)/磐越線を通じて水戸と福島と新潟はつながりました。信越線・北陸線を経由して西日本や長野とつながろう。なによりも連帯高崎との団結で首都・東京へ攻め上りたいと思っています。全国各地の国鉄集会成功を祈念しています。11月1日日比谷を埋め尽くして団結しましょう。
国鉄新潟動力車労働組合執行委員長  星野文男

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 労働日誌 (9月19日~10月2日)

 〈ニチイ学館〉時間外一部未払い 福岡労基署が是正勧告9月29日

毎日新聞

医療事務大手のニチイ学館(東京)が、福岡支店(福岡市)の業務請負先の病院に勤務する複数の事務職員に対し、時間外手当の一部を支払っていなかったとして、福岡中央労働基準監督署が同支店に労働基準法違反として是正勧告をしていたことが分かった。勧告を受けて同社は労基署と連携し、福岡県内17病院で働く福岡支店所属の計約420人について勤務状況の調査に乗り出した。
是正勧告は6月11日付。福岡市の九州中央病院に勤務する複数の事務職員について、午後10時以降の時間外労働と深夜労働の割増賃金の一部が支払われていなかったとして、過去の未払い分をさかのぼって支払うよう指導した。業務で使う端末の使用終了時刻と、自己申告の終業時間が食い違っていたことなどから未払いと判断した。
同社は対象人数や未払い期間などを明らかにしていないが、ある職員は「部署によっては時間外勤務が70時間近くあっても申請時に30時間に収まるよう微調整していた」と話す。

 「残業220時間で7万円は不当」しゃぶしゃぶ店を提訴

9月28日 朝日新聞デジ

月150~220時間以上の残業をさせられたが、月7万円程度の「固定残業代」だったのは不当だとして、東京都内の男性(26)がしゃぶしゃぶ料理店などを運営する永和商事(東京)に対して、未払い残業代約545万円や地位確認などを求めて東京地裁に提訴した。
訴状などによると、男性は2013年4月~14年4月、長時間労働を強いられ精神障害になったという。固定残業代については、「残業時間が明示されておらず無効だ」と主張している。また、今年2月に受け取った休職期間満了による自然退職の通知は、休職が業務上の疾病によるもので無効とも訴えている。男性は今年8月、労働基準監督署から労災認定を受けた。

過重労働と人手不足  運送業界も早急な改善が必要

9月28日 物流ウィークリー

業界専門紙にとどまらず、一般紙やテレビでも報道されるようになった運送業の人手不足。人手不足による最大の影響は、深刻な過重労働のまん延ではないだろうか。
帝国データバンク大阪支社が近畿地方に本社を置く企業を対象に行った調査では、月の残業が100時間を超える従業員が1人でもいる企業の割合が10・0%となった。業界別に見ると、運輸・サービス・建築など人手不足の分野で過重労働が顕著になっている。
また、近畿運輸局はこのほど、平成26年度の監査及び行政処分の結果について発表した。過労に関する違反はバス・トラックともに最も多い違反内容となっている(バス62・2%、トラック56・1%)。特にその中でも、点呼や乗務時間での違反が目立つ。
運送業に限った話ではないが、過労死につながるリスクが多く聞かれるような職種には若い人材は集まりにくく、早期離職者も多くなる。過重労働が横行すれば社内の人間関係も悪化し、パワハラなどから精神疾患となる従業員がますます増える可能性もある。機械やシステムを活用した省力化など、過重労働を防いでいくことが必要だ。

 「能力不足」で大阪市職員を「解雇」 職員条例で初めて

9月30日 朝日新聞
大阪市は30日、指導や研修を重ねても仕事上のミスが改善されないとして、職員2人を民間の解雇にあたる「分限免職」にしたと発表した。橋下徹市長の主導で制定された職員基本条例の処分要綱に基づく分限処分は初めて。不祥事での懲戒処分や病気での長期療養などが理由の分限免職ではなく、「能力不足」での免職は異例だ。
条例では、人事評価で最下位区分(全体の5%)が2年続いた職員らを対象に、職場での3カ月間の指導▽外部講師による3日間の研修と職場での3カ月間の指導▽処分の可能性を伝える警告書の交付や1カ月の指導観察――などを段階的に実施。その上で仕事上の問題が改善されなければ分限処分にすると定める。

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事故の一切の責任は会社にある!

東京北部ユニオン執行委員長 吉崎 健

n0090_04_01a 「Sアミーユ川崎幸町」での「入居者の連続転落死亡事故」「浴槽内での死亡事故」「職員による暴行・虐待」という一連の問題が大きくマスコミで取り上げられる中、私たちは、「『Sアミーユ川崎幸町』での転落死亡など一連の事故についての声明」を出した。
労働組合が「一切の責任は会社にある」と言い切って、「労働組合に結集して会社と闘おう!」と呼びかけなければ、労働者個人に責任が押し付けられ、犯罪者にされて消されてしまうと考えたからだ。そして、職場の安全は労働者が団結して労働組合を結成して、「安全よりも金儲け」の会社と闘って、勝ち取る以外にないからだ。
私たちは、第10回定期大会で、東京北部地域のすべてのアミーユ関連施設に、「声明」のビラを入れることを決め、北部地域全16箇所を含め20箇所の施設の労働者にビラを渡した。その中で、「責任は会社にある。その通りだと思う。人が足りない」「ここは、常勤は4名で、あとは登録ヘルパーさん」「文春読みました。光が丘は大変ですね」「中にあと3人いるから、ビラわたします」など、アミーユ施設で働いている労働者と話しをすることができた。どこも人員不足のようだ。また、ビラ入れをおこなった組合員から、「サ高住(サービス付き高齢者住宅)というのが良くわかった。外注して、介護が商品になっている」という感想が寄せられた。
「声明」を出すと、多数のマスコミから取材の要請がきた。3社と1人のフリーライターの取材を受けた。テレビ東京の記者の方から「本部長に取材をしたのですが、『安全対策として、今後、人員を増やすことを考えていますか?』と聞くと、本部長は『人員を増やすことだけが、安全対策ではないと思います』と答えました。彼らは、何も対策を取ろうとしていないと感じました」など、いろんな情報を得ることができた。アミーユ川崎幸町を取材した時の話しも聞いた。テレビ東京の取材にアミーユ支部支部長は「一回の夜勤で約100回のトイレ介助をする」「忙しくて勤務時間帯に一回もトイレにいくことができない」
「『事故が多発しているから人員を増やせ』と要求しても、『配置基準を満たしている』と答えるだけ」など、2時間にわたって職場の実態を語った。記者の方と支部長の話しを聞いて、今まで、「夜勤帯に各フロアーに一人配置するように」という増員要求をしていたが、それでは安全は守れない、「どの時間帯にも、各フロアーに職員が2名以上いるように、人員配置をおこなうこと」を要求することにした。それ以外に「休憩を定められた時間取れるように、人員を配置すること」「処遇改善加算分の賃金(一人当たり2万7千円)を全職員に一律配布すること」を統一要求として出すことを決めた。
全国の介護労働者のみなさん、動労総連合のように、全国の介護職場に闘う労働組合を作って、東京北部ユニオンアミーユ支部と一緒に闘いましょう!