民主労総ゼネスト情報(12月10日)

12月10日付の民主労総ゼネスト情報を送ります。

ハンサンギュン委員長の記者会見での発言と、当日朝出された民主労総の声明も添付します。

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●ハンサンギュン委員長が拘束を決意し、新たな闘いへの突入を宣言

12月10日午前11時、ハンサンギュン委員長は曹渓寺で記者会見を開き、新たな闘いへの宣言を発した後、自ら寺を出て、権力の前に覚悟の出頭を行った。前日の9日、曹渓寺内に大量の警察兵力を投入した権力の襲撃・逮捕策動が、僧侶・信徒や急を聞いてかけつけた民主労総組合員はじめ諸団体の決起によって粉砕されたことに踏まえた、ハンサンギュン委員長自身と民主労総の最終決断だ。
出頭に先立って行った記者会見に「非正規職撤廃」の鉢巻きをしめて登場したハンサンギュン委員長は、「政権に警告する!」と声を張り上げ、「私を拘束しても、労働改悪はけっして成功しない。民主労総は、2千万労働者の生存をかけて、政権が最も恐れるゼネストに出る」と宣言した。そして、監獄と法廷でも闘争を継続すると決意表明し、この闘いは「勝利できるし、勝利しなければならない歴史的な闘争です。私は誰より組合員同志たちを信じます」と、労働者階級の総決起と団結の拡大に一切をかけて生きぬき、闘いぬくという信念を明らかにした。

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●「再び戦いに出る!」民主労総が声明

民主労総は緊急の中央執行委員会で夜を徹した白熱的討論を行い、ハンサンギュン委員長の決断を支持することを決定し、10日朝の声明で全組合員にその立場を明らかにした。 「いつもそうであるように、民主労総は民衆を信じて、民主労総自らの力で権力および資本と闘います。ハンサンギュン委員長は折れることのない闘いの意志を明らかにし、民主労総はより大きく闘争するのです。どこにいてもハンサンギュン委員長は、全身を投げうって闘争を導きます。彼がどこにいても、民主労総はゼネスト闘争をより強力に実践します。闘いを封じ込めることはできません。国家暴力、民主主義破壊のパククネ政権を審判するのに中断はありません!」
曹渓寺では、記者会見を終えた委員長と、民主労総執行部や組合員との熱い抱擁と握手が次々と交わされた(写真下。握手しているのはソウル地域本部長)。組合員は「私たちみんながハンサンギュン」のボードを掲げて、新たな戦場にのりこむ委員長を見送った。

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12月10日、曹渓寺を出る前に行われた記者会見でのハンサンギュン委員長の発言

しばらく現場を離れるが、労働改悪を防ぐゼネスト闘争を最後まで共にします!
仏様の慈悲のふところに、この地の2千万労働者の境遇を依託した25日間、苦痛と不便に耐えて下さった曹渓宗と曹渓寺僧侶、信徒に感謝の挨拶を申し上げます。何より、2千万労働者の生存がかかった労働改悪を防ぐための活動に、共にするとして下さった曹渓宗と曹渓寺に感謝申し上げます。
昨日は、宗教団体の憂慮と警告にもかかわらず、何の迷いもなく、清浄道場であり聖所である境内にまで警察公権力が乱入しました。容認できないことです。12月9日は、大韓民国権力の常軌を逸した行為を余すところなく見せた恥辱の日として記録されるでしょう。
パククネ政権は、私を逮捕するために数千人の警察兵力を動員しました。私は、殺人犯でも、破廉恥犯でも、強盗犯罪や暴動を起こした者でもありません。私は解雇労働者です。平凡な労働者たちにとって解雇がどれくらい恐ろしいことかを、骨に凍みるほど感じながら生きて来ました。子供たちは夢をあきらめなければならず、仲むつまじかった家庭は破綻しました。ヒトリガのように飛び交って、時には生と死の決断を強要され、実際、生を放棄した同僚が多かったのではないですか?
誰の誤ちですか? 政府は低賃金体系を作って、解雇を容易にできてこそ、企業と経済を生かすと話しています。労働者が死んでこそ企業が生きる政策が正しい法であり、政策ですか?
私は、解雇を簡単にする労働改悪を防ぐとして闘争をしています。これが今、全国を沸きかえらせている第1級手配犯人ハン・サンギュンの実質的な罪名です。これが果たして正常な国ですか? 私は民主労総委員長です。ここにいる多くのマスコミが、民主労総を取って食べることができず、やきもきする記事を連日はき出しています。民主労総は、非正規職労働者を代弁しない貴族労働者の組織だと言います。果たしてそうですか? 真実ですか? 980万の非正規職労働者たちは、ジャングルの世の中で、生存競争を行いながら、希望のない一日一日を持ちこたえながら生きています。
ところで、政府とセヌリ党の非正規悪法は、曲がりなりにも2年後に正規職になることができるという、非正規職労働者の素朴な夢と機会までなくしてしまうということです。規制のない派遣拡大で、合法的な人身商売の派遣労働で、良い働き口を奪い取るようにするということです。年齢50を越えれば、当然派遣労働をしなければならない法案です。民主労総が貴族労働者組織に過ぎないならば、なぜ非正規職悪法を防ぐために、あらゆる弾圧と被害を甘受しながら総決起ゼネストをするのか、尋ねることもしなければならないでしょう。

11月14日の暴力デモの話をします。
国家公権力の暴力鎮圧はなぜ話をしないのですか? 殺人放水銃に、69才のペク・ナムギ農民が病院で生死の境をさまよい、横たわっておられるが、なぜ誰も話さないのですか? この人が鉄パイプを持ちましたか? この人が警察に暴力を振り回しましたか? なぜ誰も責任を負わないのですか? なぜ謝罪の一言もないのですか?
民主労総を暴力集団として烙印し、ハン・サンギュンを暴力集団の頭に追い込み、騒擾罪をちらつかせながら、たった一度の集会で数百人を召喚、逮捕、拘束させる理由は何ですか? 政権の殺人暴力を覆ってしまおうとするのですか? この時代の最もはなはだしい罪人は、第1次、第2次総決起で表われた、このままでは生きられないという民心を確認したように、民生破綻の責任を負わなければならないパククネ政権です。掌で雨を防ぐことはできません。うわべだけだった民主主義まで死んで行っているのに、なぜ誰も、どんなマスコミも話さないのですか?
私はこの記者会見を終えて自主出頭します。私には、道路交通法と集示法(集会及び示威に関する法律)違反で、逮捕令状と拘束令状が発給されています。政権が仕組んだ脚本により、拘束は避けられないでしょう。いや、避けません。しかし、法廷で常軌を逸した公安弾圧の不法の実体を一つ一つ明らかにするでしょう。IS、覆面不法デモ、騒擾罪脅迫で公安政局を追求しようとしたが、花と仮面で嘲弄に合い、混沌に陥った不正な政権の素顔を暴くでしょう。
政権に警告します!
委員長を拘束し、民主労総に対する史上類例のない弾圧をしても、労働改悪は決して成功することはできないでしょう。政府とセヌリ党は、財閥が公式要請した低賃金、非正規職拡大、自由な解雇、労組の無力化を成しとげるための労働改悪を、経済を生かす方法として、対国民詐欺を行っています。財閥らにあたえるプレゼントの箱に労働改革の包装紙を包んでも、労働改悪は改革になりません。労働者庶民を皆殺しにし、財閥と同類であることを宣言した反労働、反民生のセヌリ党政権を、総選挙、大統領選挙で全民衆と共に審判するでしょう。
民主労総は、労働災厄、国民大災厄を招く労働改悪を防ぐために、2千万労働者の生存をかけて、政権が最も恐れるゼネストに出るでしょう。これが2千万労働者の願いであり、民主労総に与えられた歴史的責任です。労働改悪を防ぐための民主労総のゼネストは、全国民が支持し、全民衆が共にする闘争に広がって行くでしょう。

野党に要求します!
大統領が陣頭指揮をしながら労働改悪を押し通している今、いつまで交渉テーブルに座って天秤にかけるのだろうか? 財閥資本を生かすのか、労働者を生かすのかを決めることが、そんなに難しいのですか? 党代表・院内代表が数回、党論だと明らかにしているが、国民は相変らずあなた方の立場がどうなのか尋ねています。今回の臨時国会で労働改悪法案処理の中断を宣言しなければなりません。党利党略でまた再び政府与党と野合しようとすれば、国民が容赦しないでしょう。

愛する民主労総組合員の同志たち!
申し訳ありません。同志たちが私に付与した労働改悪阻止ゼネスト闘争を完遂できず、公権力によってしばらく現場を離れることになりました。しかし私は、今日拘束されるにしても、労働改悪が阻止される時まで闘争を継続するでしょう。監獄と法廷でも闘争を継続するでしょう。いくらも残っていない12月16日ゼネストを始め、労働改悪阻止のためのゼネスト総決起闘争を威力的に成し遂げましょう。
監獄の中ででも、労働改悪阻止ゼネスト闘争勝利の便りだけは必ず聞きたいです。勝利できるし、勝利しなければならない歴史的な闘争です。私は誰より組合員同志たちを信じます。現場で民主労総を守っている誇り高き民主労総組合員の同志たち! 愛しています!
ゼネスト闘争勝利で、2千万労働者の生存権を守りましょう。闘争!
全国民主労働組合総連盟委員長ハン・サンギュン
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12月10日朝、発せられた民主労総の声明

労働改悪闘争とハン・サンギュン委員長の去就についての民主労総の立場

「再び戦いに出る!」

ハン・サンギュン委員長には「過酷な決断」の時間でした。その決断を激論の末に受け入れた民主労総中央執行委員会(中執)の決定はまた、「痛みを伴う煩悩」の時間でした。今日10日、民主労総ハン・サンギュン委員長は、再度戦うために出て行きます。曹渓寺観音を出る一歩一歩が、労働改悪闘争の決意です。
ハン・サンギュン委員長は、観音を出て行く大雄殿で、祈願の祈りをささげます。踏みにじられた民生と民主主義、労働災害となる労働改悪中断、国家暴力に倒れたペクナムギ農民の快癒を祈るものです。続いて曹渓宗チャスン総務院長にお会いし、生命平和堂の前でハン・サンギュン委員長と民主労総中執の成員は、国民に伝える思いをマスコミに明らかにします。それから、弁護士と一緒に警察署に行きます。警察は曹渓寺と民主労総のこのような一致した意思を尊重せねばなりません。
労働者の闘争とその代表者の奮闘を犯罪と罵倒する権力は、民主主義に反し、憲法に反します。それでも警察は昨日、曹渓寺を軍靴で侵犯しました。平和と慈悲、宗教の社会的役割の否定であり、政権の傲慢です。パククネ政府は曹渓宗壇と国民の前に謝罪する必要があります。今日は昨日の不敬を決して再犯してはなりません。
いつもそうであるように、民主労総は民衆を信じて、民主労総自らの力で権力および資本と戦います。ハン・サンギュン委員長は折れることのない闘いの意志を明らかにし、民主労総はより大きく闘争するのです。今日、民主労総は、ソウルと全国で一斉に「労働改悪と公安弾圧粉砕!委員長拘束糾弾!決意大会」を開催します。セヌリ党の労働改悪立法の試みにも動揺することなく戦うことです。すべての力と怒りを集めて、16日の労働改悪阻止ゼネストに突入することです。
どこにいてもハン・サンギュン委員長は、全身を投げうって闘争を導きます。彼がどこにいても、民主労総はゼネスト闘争をより強力に実践します。闘いを封じ込めることはできません。国家暴力、民主主義破壊のパククネ政権を審判するのに中断はありません!