民主労総ゼネスト情報(2016年08月18日)

THAAD(戦域高高度防衛ミサイル)配備撤回を求めて、8月15日、ソウルでは民主労総を中心に1万人の大集会が開催され、チェジョンジン委員長代行は、以下のように発言し、新しい歴史を開く決意を明らかにしました。

『私たち朝鮮民族の意志とは関係なく、国が南北に分断されてから71年、いつでも戦争が起きうる体制のもとで労働者民衆の生活が徹底的に抑圧される異様な国がつくられた。・・・』

また配備予定の現地・星州では、全戸決起の5,000人集会が爆発しています。

民主労総の渾身の決起に応え、労働者の煮えたぎる怒りを力に組織し、あらゆる職場に労働組合を立ち上げ、11月東京・ソウル国際共同行動の大高揚を勝ち取って行きましょう。

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民主労総ゼネスト情報(2016年08月18日)

「韓半島のどこにもサードはいらない!」

 8・15ソウル、民主労総と農民・貧民・市民団体が猛暑の中をデモ 前夜には市庁前広場でサード配備撤回求め1万人集会 星州現地では住民5千人が「決死反対」掲げ、908人が集団剃髪

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8月15日は朝鮮人民にとって、日本帝国主義の植民地支配から解放された記念日であり「光復節」と呼ばれている。2016年のこの日、ソウルは前夜から、朝鮮半島での新たな戦争への動きに反対する労働者人民の怒りの声で埋めつくされた。14日夜、ソウル市庁前広場で開かれた集会には1万人が集まり、民主労総のチェジョンジン委員長代行や各市民団体の代表が「サード配備の即時撤回」を訴え、配備予定地の慶尚北道・星州(ソンジュ)から上京した住民代表35人とともに「韓半島のどこにもサードはいらない!」と叫んだ〔写真上。プラカードには「ここにも人がいる。サードはダメ!絶対ダメ!」「韓半島の平和を脅かすサード配備反対」「われわれは大韓『米コク』ではない!」と書かれている〕
p2060818b 15日には、ソウル市内の大学路(テハンノ)で民主労総の労働者大会が開かれ、チェジョンジン代行が「私たち朝鮮民族の意志とは関係なく、国が南北に分断されてから71年、いつでも戦争が起きうる体制のもとで労働者民衆の生活が徹底的に抑圧される異様な国がつくられた。これをそのままにしては一歩も前に進めない。私たちの闘いで朝鮮半島の平和と統一の新しい歴史を開いていこう」と演説した。全国農民会総連盟のキムヨンホ議長、全国露天商総連合会のチョドクヒ議長、貧民解放実践連帯のキムヨンピョ議長がそろって壇上に上がり、労農貧民すべてが力を合わせて平和のために闘おうと呼びかけた。
労働者大会の終了後、同じ場所で「朝鮮半島の平和と自主統一のための8・15民族大会」が開かれた。ここでは、昨年末の日韓「慰安婦合意」を弾劾しその撤回を求めて闘う韓国挺身隊問題対策協議会の代表が登壇し、戦争犯罪を居直る日帝への怒りを改めてたたきつけ、「私たちの連帯でハルモニたちに真の光復の日をかちとろう」と訴えた。

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8月15日に星州現地で開かれた「サード配備撤回と平和を求める決起大会」には、現地住民5千人以上が「THAAD決死反対」の鉢巻きを巻いて参加した。星州郡の人口は4万6千人。ほとんど全世帯からの決起だ。この場で決意を示すために行われた集団剃髪には主催者の計画をはるかに上回る908人が志願し、一斉に髪の毛をそり丸坊主になった(写真右)。
星州は、パククネの父親であるパクチョンヒの軍事独裁政権時代以来、韓国で最も保守的な地域として知られてきた。パククネの「コンクリート支持層」とみなされてきたこの地の住民が、今や現政権と絶対非和解の総反乱に立ち上がり、セウォル号遺族の闘いなどとの連帯・結合をも急速に深めている。これと民主労総のゼネスト闘争とが結びつくとき、まさにパククネを実力で打倒する情勢への突入だ。

政権倒壊の危機におびえるパククネ ゼネスト圧殺のため、最後の手段=国家保安法発動へ動き出す

恐怖したパククネ政権は、民主労総のゼネスト闘争圧殺のためについに最後の手段として、国家保安法の発動に動き出した。7月28日、鉄道労組の代議員であるイジンヨン氏が公安警察による家宅捜索を受けた。イジンヨン氏が2013年末の鉄道労組の大ストライキの時に「全面ストによる政権打倒」を訴えたことが、国家保安法7条1項の「国家びん乱の宣伝・扇動」の罪に当たるといい、また彼がマルクス主義などの社会科学文献を扱う労働者向けの電子図書館を運営していたことが、同7条5項の「利敵表現物の制作・配布」の罪に当たるというのだ。押収物には、資本論の解説本や『帝国主義論』『ロシア革命史』などの大量の書物とともに、鉄道労組の大会議案が含まれている。
これは、鉄道労組の破壊、とりわけ鉄道をはじめとする公共運輸労組の9月第二次ゼネストの破壊を狙った、弾圧のすさまじいエスカレーションだ。だがそれは、民主労総組合員の現場からの怒りの決起に、ますます火をつけるものである。
民主労総は今秋、いよいよパククネとの大決戦に突入する。今秋11月を東京とソウルを結ぶ国際共同行動として闘おうというソウル地域本部の呼びかけに応え、日韓労働者の連帯と団結の力で朝鮮戦争阻止・安倍打倒、パククネ打倒の勝利をもぎとろう!