民主労総ゼネスト情報(2016年10月28日)

民主労総ゼネスト情報(2016年10月28日)

 

●「チェスンシルゲート」への怒り全社会に沸騰!

10月25日、パククネが、政商・チェスンシルとの金権腐敗にまみれた関係に加えて、彼女を「影の実力者」として国政全般に介入させていたことを認めたことにより、激しい怒りが全社会に噴き上がっている。パククネの支持率は一挙に17・5%に下落、20代ではわずか9%に転落した。「パククネは下野しろ!」の声があふれ、これまで政治的行動に立ち上がらなかった層も行動に出てきた。その先頭に立っているのは学生だ。

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つい先日、チェスンシルの娘の不正入学を暴いて総長を辞任に追い込んだ梨花女子大を筆頭に、全国の大学で次々とパククネ退陣を求める「時局宣言」が出され、その数は2日間で10大学を超え、30大学に拡大しようとしている。淑明(スンミョン)女子大では時局宣言発表の場に学生1千人が集まった(写真左)。成均館大では時局宣言に署名する学生が列をなした(写真右)。学生たちは街頭にも飛び出した。「国会はパククネの弾劾訴追を決議しろ」と叫んで国会に奇襲デモをかけ、拘束された者も出た。
さらに労働者、農民、宗教家、学界、市民社会団体などが一斉に怒りの声を上げ、「国民の手に権力を奪い返せ!」と叫んで、青年・学生とともに連日、デモに立っている。民主労総は声明を発して、今こそこの怒りを一つにし、11・12民衆総決起闘争にともに立ち上がろうと訴えた。

●公共運輸労組が全国5ヵ所でゼネスト集会

無期限スト続ける鉄道労組を激励、資金カンパ30億ウォンを手渡す
鉄道ストライキが30日目を迎えた10月26日、ソウル・釜山・大田(テジョン)・益山(イクサン)・永住(ヨンジュ)の全国5カ所で公共運輸労組のゼネスト大会が開かれた。首都圏4千人、全国で9500人が参加した。成果年俸制導入絶対阻止の決意とともに、「出てこいチェソンシル!」と、不正・腐敗の権力への怒りがあふれた。チョサンス公共運輸労組委員長は「国政を壟断し、公共労働者を弾圧したパククネ政権の責任を問う大闘争に突入する」と決意を表明した。
ソウルの集会では、鉄道労組のストライキを支援するため組合員からカンパを集めてきた各労組の代表が壇上に上がって、闘争資金カンパを鉄道労組に手渡した。公共運輸労組傘下の各労組を始め、保健医療労組、言論労組、事務金融労組、化学繊維連盟、全教組、公務員労組などが集めたもので、現在、総額30億2千万ウォンと発表された。続いて金属労組、建設労組なども直ちに組織決定してカンパ闘争に入る予定である。
壇上に上がった労組員たちを代表して、ソウル大病院分会の事務局長が発言し、鉄道労組を激励した。

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集会ではさらに、必須維持業務に従事している若い女性労働者が感動的な決意を表明した。鉄道では多くの業務が「必須維持業務」とされて、そこで働く労働者をストに入れることは禁止されている。鉄道労組はこの分断を打ち破るために「賃金衡平基金」を設けて、ストに入らない組合員は自分の賃金を削ってそこに拠出することで、全組合員の団結を維持しつつ闘いぬいている。彼女は「闘いに勝つ道は、勝つまで闘うことだ」と宣言し「ストライキを闘っている仲間に軍糧米を届けるため、賃金衡平基金に熱心に供給したい。ストの動力が維持されるよう、必須維持業務組合員が最善を尽くして支える」と語った。そして「毎日、最長のストライキの歴史を書いている私たちはすでに英雄だ」と、鉄道労働者が一つになるゼネストを心から讃えた。●保健医療労組も第2次ストに決起
10月27日には、保健医療労組が再びストに入った。9月28日に続く第2次のストライキだ。ストを予告した段階でいくつかの支部では資本・当局側の譲歩を引き出して妥結したが、決裂したところではストに突入。その一つ、大田ウルジデ病院では18年ぶりに再結成された労組が全面ストに突入した。保健医療労組は同病院のロビーでゼネスト大会を開き、「私たちは人の大切な命を扱う労働者だ。その誇りにかけて労働者の権利を奪い返すために闘おう」と訴えた。