全国協ニュース第92号を発行しました!

全国協NO.92

1面 11・1集会5700名結集から直ちに11・8ストライキ

GTRー群馬合同労組中央タクシー分会一日行動

2面 労働相談と職場闘争(56)

小竹運輸ー会社売却?新たな組合つぶし攻撃を許すな! 小竹運グループ労働組合

3面 労働日誌(10・18~11・8)

4面 大石運輸弾劾闘争を闘いとる! 一般合同労組さいたまユニオン書記長 田中岩男

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
2015年11月8日第92号
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

11・1集会5700名結集から直ちに11・8ストライキ

GTR-群馬合同労組中央タクシー分会が一日行動

3名がストライキに突入

p0092_01_01a11・1全国労働者総決起集会は5700名の結集で大成功を勝ち取った。その闘いの熱気が冷めやらぬ中、全国協―GTR(合同・一般労働組合全国協議会建設・交運連絡会)群馬合同労組中央タクシー分会は、11月8日午前8時半から群馬県藤岡市にある中央タクシーの群馬営業所で3名の組合員がストライキに突入した。スト通告はストライキ直前の30分前にたたきつけた。いつもは横柄な配車係りー運行管理責任者はスト通行書を受け取ることもできず、慌てふためいていた。
中央タクシーでは10月26日に長野本社のドライバーが運転業務中に脳溢血で倒れてその日に亡くなった。拘束時間が月に320時間も超えるような長時間労働のせいで過労死したのだ。絶対に許せない! 今日のストライキは過労死を許さず、組合つぶし・不当労働行為を許さない反撃の第1弾だ。
現在、川谷内分会長は乗務を外され、他の2名の組合員は違法な36協定に抗議したことを口実に手当を8万円(手取りの3分の1)も引き下げられている。会社はねつ造した乗務記録を労基署に提出し、証拠記録を破棄するなど違法行為を繰り返してきた。しかし、労基署が違法行為を一部認め減額された給与の一部支払いを認めるなどの勝利を勝ち取っている。

60名の結集で集会・デモ

3名は8時45分にスト通告を行い、スト突入集会を行った。正午に「ららん藤岡ふれあい広場」に集合し、13時まで集会を行い藤岡市役所前までデモを行い、その後中央タクシー群馬営業所前で抗議集会を行い、15時から屋内で総括集会を行い、最後は交流会を行い散開した。
集会・デモには、雨の中60名の仲間が結集した。群馬合同労組、ちば合同労組、千曲ユニオン、さいたまユニオン、小竹運輸グループ労働組合、動労連帯高崎TTS分会、鈴コン支援共闘会議議長・花輪さん、動労千葉OB会・永田さん、動労水戸、全学連、東部ユニオン、東京西部ユニオン、なんぶユニオン、東京北部ユニオン、東京中部ユニオン、婦人民主クラブ全国協、NAZENの仲間が雨の中結集した。
「追い込められて群馬合同労組に入ったとき私は最初は弱かった。しかし清水書記長に支えられながら、2名の組合員が加入して強くなった。これから会社はこれまで以上の弾圧をかけてくるに違いない。腹を固めて改めて闘いに入っていきたい。今日はどうもありがとうございました」(川谷内分会長)
「分会のSです。これまで労働組合というのは金だけ払い役に立たないものと思っていました。今回ストライキに入り闘うことができてうれしいです」
「分会のTです。私が労働組合に入ろうと思ったのは義理と人情に熱いからです。今日はありがとうございます」
組合員が明るく、元気に「敵よりも1日長く闘う」と宣言したのが一番の勝利だ! 遂にストライキでの反撃がはじまった。闘いはこれからだ!

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

労働相談と職場の闘い(56)小竹運輸グループ労働組合

小竹運輸ー会社を売却?新たな組合つぶし攻撃を許すな!
小竹正雄が労働委員会の審問の呼び出しを恐れて名義変更

小竹会長が第5回審問をドタキャン

p0092_02_01a

8月26日に予定されていた小竹正雄(小竹資本の実質的経営者)を証人とする茨城県労働委員会第5回審問は、小竹正雄が出頭しないという異例の事態となった。組合側は強制力を持った小竹正雄の出頭命令を求めて書面を提出し、10月15日に公益委員会で審議されたが、「小竹正雄の出頭命令は出さない」との結論が出され、11月30日までに最終準備書面を提出する段取りになっていた。しかし先日明らかになったことは、小竹正雄が労働委員会の呼び出しを恐れて、このわずか5日後の8月31日に荒川克則なる人物に「株式会社小竹運輸」を売却していることが明らかになった。
現在小竹資本とは今井さんの過労死裁判などいくつもの訴訟と労働委員会が同時並行で行われてきた。小竹資本は名義変更で過労死裁判などからの責任を逃れようとあがいているのだ。しかし我々は小竹正雄を絶対に逃がさない。過労死の責任、賃金差別・配車差別・不当解雇などあらゆる不当労働行為の責任を追及して闘い抜く!

10月29日に小竹運輸が売却されたと聞かされる

去る10月29日、小竹運輸の増田勤安全管理部次長が、下妻の小竹運輸事務所を訪ね、小竹運輸グループ労働組合中村委員長、同植田書記長に対して、「小竹運輸をアライという人に売却したので、来月からは今までとは違いKーロジもつくばも全く関係なくなります。新生小竹運輸に生まれ変わるのでアライさんのもとで頑張ってくださいね」と述べた。中村が、アライさんというのはどういう人物なのかと尋ねると、増田氏は「埼玉県在住の実業家らしい」と言ったが「フルネームは知らない」とのことであった。なお、野澤副委員長に対しても同趣旨のことが伝えられている。その後、11月2日、間中氏にアライのフルネームを尋ねると、間中氏は「アライじゃなくてアラカワらしいよ」と言ったが、フルネームは知らないとのことであった。
組合側は、従前から、被申立人ら4社が、小竹正雄会長が支配する一体の企業であり、「分社化」を通じて、「小竹運輸には注文(仕事)がない」との口実のもと、小竹運輸に勤務する組合員に対しては不利な配車を通じて賃金差別をする不当労働行為を行ってきたことをこれまで主張立証してきた。今般伝えられた「小竹運輸売却」は、今後は「小竹運輸は、Kーロジテック等グループ会社とは別」という体裁をとって、配車差別をより強化する意図によるものであることは明らかである。
また、救済命令が出されても、小竹資本は「現在は、小竹運輸はグループから離れた」との主張により、救済命令の実効性を無くし、4社一体での配車差別を継続することにもなりかねない。よって、調査期日の開催が必要であるという趣旨の書面を労働委員会に提出した。
「来月からは今までとは違いKーロジもつくばも全く関係なくなります」と言うが、会社はすでに2か月前に売却され、賃金も仕事も今まで通りだ。何が新生小竹運輸だ。小竹正雄がすべてを支配、差配しているのは明らかであり、組合は徹底的に闘い抜く!

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

労働日誌 (10月18日~11月8日)

福島事故後被ばくで初の労災認定 白血病発症の元作業員

10月21日 東京新聞

厚生労働省は20日、東京電力福島第一原発事故後の作業で被ばくした後に白血病になった元作業員に、労災保険を認定した。事故収束作業に伴う白血病の発症で労災が認められたのは初めて。
厚労省によると、労災が認められたのは発症時30代後半だった男性。建設会社の社員として2011年11月~13年12月、複数の原発で作業した。12年10月以降の1年1カ月間は福島第一を担当。原子炉建屋に覆いを造ったり、使用済みの防護服などを焼却する施設を建設した。
男性は13年12月に福島第一を去った後に体の不調を感じ、白血病と診断され労災申請した。現在は通院治療している。
白血病の労災が認められるには、年5ミリシーベルト以上を被ばくし、作業開始から発症まで1年以上あることが基準。男性の累積被ばく線量は19・8ミリシーベルトで、福島第一での線量は大半の15・7ミリシーベルトを占めた。
福島県の富岡労働基準監督署は、厚労省の専門家による検討会の見解を聴いた上で、福島第一での被ばくが白血病の大きな原因になった可能性があると判断した。男性には医療費や休業補償が支払われる。
厚労省は「労災認定は補償が欠けることがないよう配慮した行政上の判断で、科学的に被ばくと健康影響の因果関係を証明したわけではない」としている。
事故前に全国の原発で白血病や悪性リンパ腫などの労災を認められた作業員は13人。福島第一の収束作業で白血病も含むがんを発症したとする申請は8件。今回の男性を除く7件の内訳は3件が不支給、1件が取り下げ、3件が調査中。
福島第一原発での作業をし、白血病となった男性が初めて労災認定されたことに、作業員からは「認められてよかった」との声が上がったが、収束作業の現場が被ばくとの闘いであることは変わりない。他のがんなどの労災認定には高いハードルが設けられていることなど、作業員を取り巻く環境は課題が山積している。
白血病の認定条件の一つは「年5ミリシーベルト以上の被ばく」。東電のまとめによると、事故発生後、福島第一での作業に関わって累積で5ミリシーベルト以上被ばくした人は2万人強いる。2011年度だけで1万人以上が5ミリシーベルト超被ばくしていることなどから、「累積5ミリシーベルト以上」の2万人強の多くが、「年5ミリシーベルト以上」という条件に当てはまるとみられる。
仮に白血病になった場合、救済の道が開けたことは安心材料になる。ただ、胃がんなどでは明確な基準が定まっておらず、100ミリシーベルト以上の被ばくが認定の一つの目安とされるなど、白血病に比べ厳しい運用がされている。
技術者の作業員は「がんになるのでは、と不安になることもある。どうすれば認定されるのか、決めてほしい」と話した。別の作業員も「福島第一で命をかけて働いている。(国は)家族のためにも救済側に立ってほしい」と訴えた。
胃など3カ所のがんになった元作業員は、高線量の作業をしたが、記録上の線量が100ミリシーベルトに満たないなどとして労災が認められなかった。この男性を含め、線量計を低線量の場所に置いて作業していたと証言した作業員は少なくない。その場合、実際の被ばく線量は記録より高くなる。
現場では、がれきが除去されるなどして当初よりは線量が下がった。現在はタンク増設や敷地内の舗装が中心のため、作業員の被ばく線量も全般的には低めで推移している。
だが今後、廃炉作業は原子炉へと近づく。ベテラン作業員は「来年はもっと高線量の作業が増える。がんになる人が増えたら、福島第一に来なくなる人が出てくるかもしれない」と懸念した。

非正規、8割の企業が採用=最多理由は「賃金節約」―厚労省調査

1月4日 時事通信

厚生労働省は4日、就業形態の多様化に関する調査結果を公表した。
それによると、2014年10月1日時点で非正規社員を雇用する民間事業所の割合は79・6%となり、10年の前回調査に比べ1・9ポイント上昇した。非正規の雇用理由を複数回答で聞いたところ「賃金の節約」が38・8%で最多となったが、前回調査よりは5・0ポイント低下した。
同省は「雇用情勢の改善で人材確保が難しくなり、コスト削減のための非正規社員の雇用が減った」(雇用・賃金福祉統計課)とみている。
非正規の雇用理由で2番目に多かったのは、「仕事の繁閑への対応」で33・4%(前回33・9%)。「即戦力・能力ある人材の確保」が31・1%(同24・4%)と続いた。
また従業員全体に占める非正規社員の割合は40・5%と、前回調査より1・8ポイント上昇。内訳はパートタイム労働者が23・9%、契約社員が3・3%、派遣労働者と嘱託社員が各2・7%などとなった。
調査は、5人以上を雇用する民間と公営の約1万7000事業所を対象に実施。回答率は64・4%だった。

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

大石運輸弾劾闘争を闘いとる!

一般合同労組さいたまユニオン書記長 田中岩男

闘う姿が労働者の魂を揺さぶる

p0092_04_01a10月24日、さいたまユニオンは大石運輸分会笠松組合員に対する配車外し・賃金減額、配車係を使った暴力行為に対して、暴力企業大石運輸弾劾闘争を叩きつけた。
午前11時、さいたまユニオンと埼玉労組交流センター、そして首都圏各地から60名の闘う仲間が結集し、意気高く大石運輸弾劾包囲デモに向け総決起集会を行った。
最初に田畑委員長から、社長の大石登が10月21日付で「今日のデモの際に書類の受け取りはできない」と内容証明を送りつけてきたことを暴露、デモ隊の前に社長が早くも逃亡したことを弾劾した。そして「これは緒戦の勝利だ。笠松組合員を絶対に守りぬき、一切の責任を社長大石に取らせる」と決意を語った。これに続き、全国協吉本議長、動労水戸、さいたまユニオン野崎興業分会などから次々と闘いの決意が発言された。皆異口同音に「笠松を守れ! 孤立させるな! 共に団結して闘う! 大石社長に責任を取らせる!」と激しい怒りを爆発させた。
11時30分、横断幕を先頭にデモ隊が公園を出発。周辺の労働者の関心は高く、すれ違う車の中から拳を上げて応援してくる人、大宮市場の食堂に並んでいた労働者家族は、手を降ってデモ隊を応援してくれている。労働者が闘う姿こそ、戦争情勢の中で労働者の魂を揺さぶるのだ!
60名の隊列は声も高らかに「大石運輸の不当労働行為弾劾」「笠松組合員を元の仕事に戻せ」「配車差別を許さないぞ」「大石社長は出てきて謝罪しろ」と怒りの声を上げた。
デモ隊が大石運輸の裏側に差し掛かるとき、会社構内でスコップを持ってドブ掃除をしていた笠松組合員と大合流。デモ隊のコールに拳を上げて応える姿は、暴力企業大石運輸を串刺しにする労働者の団結を鮮明に示した。
12時から行われた大石運輸門前闘争では、全国協GTRを先頭に、首都圏各地から結集した闘う仲間が、笠松組合員に対する不当労働行為への怒りを徹底的に叩きつけた。さいたまユニオン野崎興業分会の仲間は、「これは全労働者にかけられた攻撃だ。絶対に許さない。最後までたたかう!」と、さいたまユニオンに結集する労働者の怒りで勝利することを高らかに宣言した。
配車外し、賃金減額は、小竹や中央タクシーの仲間にかけられた攻撃と全く一緒だ。逆に、その攻撃をかければ、労働者は屈服すると高をくくっているのが、運輸資本に共通した労働者弾圧政策だ。だが、そこにただ一人、絶対に資本に屈服しない労働者がいる限り、そんな攻撃はなんの意味もなさない。すでに現場労働者の多くの仲間が、笠松組合員とともに闘うことを表明している。

闘いの勝利から組織拡大へ

10・24の成功は、埼玉における労働者総反乱の幕開けを告げ知らせるものとして勝ち取られた。一人を守る闘いは、労働者階級全体の問題なのだ。弾圧の契機となったのは36協定における労働者代表選挙の不正をユニオンが取り上げたからなのだ。誰が本当に労働者の命と生活を守るのか、すでに全労働者の前に明らかだ。
11・1労働者集会の勝利、そして11・8中央タクシー闘争の勝利をもって、全国協は1000名建設をなんとしても成し遂げる。さいたまユニオンはその先頭で闘う。
ご参加頂いた仲間のみなさん。ありがとうございました。共に闘わん!