UTLAストライキ勝利報告①

UTLAストライキ勝利報告①

UTLAの暫定合意は、組合員の圧倒的多数が賛成票を投じ、大勝利に終わりました。
委員長アレックス・カプートパールは、勝利の記者会見で、「この合意は、労働協約をはるかに超えるものだ。社会的正義と教育上の正義につながる広範な内容がぎっしりと詰め込まれている」と語っています。
ですが、合意書は40ページにも及ぶ膨大なものなので、これを読みこなすには相当の時間と努力と忍耐力が必要になります。UTLAのFacebookに主要な項目を掲載していますので、お送りします。(K  訳)

Our strike and our unity on the picket lines have resulted in tremendous contract and policy victories. The strike made us stronger as a union for future struggles, connected us with parents in ways we have never seen before, and fundamentally shifted the narrative on public education in the US. #UTLAStrong #WeAreLA

UTLAさんの投稿 2019年1月26日土曜日

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ストライキとピケットラインの我々の団結は、我々の協約と路線にものすごくすばらしい勝利をもたらした。

UTLAの組合員およびコミュニティーが勝ちとった14の主要な合意内容

#1 クラスの人数削減

学区がクラスの平均人数や上限決める必要なしとするこれまでの労働協約19条1.5項の完全削除。

すべての中学・高校の英語と数学のクラスは7人削減する。

すべてのTK-3(就学自前教育)のクラス人数は、最終的に24~27人とする。小学校のクラス人数は28人を上限とする。

#2 すべての学校に看護士の週5日常勤体制

LAUSDは、2年以内に少なくとも300人の看護士を雇う。

#3 すべての中学・高校に図書館秘書を配置

LAUSDは、2020年までにすべての中学・高校に週5日勤務するフルタイムの図書館秘書を雇う。

LAUSDは、フルタイムのカウンセラーをもっと雇い、現状の1000人に対して1人の割合を500人に1人とする。

#5 特別支援教育

特別教育に携わる教師には、生徒に何が必要かを見極めそれに応えるための時間が付与される。

#6 学区の過剰なテストを50%削減

教職に就く者が、今後はテストの実施に関する判断に加わることになる。

#7 「ランダムサーチ」(=構内での銃乱射事件を防ぐという目的で2011年に学区が導入した、金属探知機でランダムに生徒を点検するシステム)の実施を大幅縮小

有色人種の若者をターゲットにした(=学校を出たらそのまま刑務所へ直行されて終身刑に処せられる「スクール・トゥ・プリズン・パイプライン」)「ランダムサーチ」と言われる生徒管理のシステムを中止する学校を大幅に広げる。

#8 賃金アップ ー 例外なく全員に6%の賃上げ

学区は、新規採用者が退職後にも健康保険を取得しにくいシステムにするとか、賃上げは仕事時間の多い教育労働者に対してのみ賃上げを実施しようとしたが、我々は一切譲歩しなかった。6%の賃金アップは、何の例外もなく行われる。

#9 緑地の増やす

学校の平屋の建物やアスファルトの部分を取り壊してして緑地を増やす。

#10 移民防衛基金

学区は専従の弁護士を雇い、移民家族のためのホットラインを設置し、UTLAと共同で取り組む。

#11 コミュニティースクールへの投資

学区は次の2年間でコミュニティースクールを30設置するための資金を拠出する。

コミュニティースクールは、豊かなカリキュラムを提供し、保護者が運営に参加でき、メンタルヘルスのケアなど包括的な取り組みをする。

#12 チャータースクールを制限する手段

教育委員会は次回の会合で、LAUSDにチャータースクールを増やさないよう州に申し入れる決議をする。

#13 チャーター・コロケーション

チャーター・コロケーション(=公立学校の校舎の一部をチャータースクールが占有する)は、共同使用の合意に関する問題に公認の教育者が加わることになる。

#14 巡回の専門職教師(精神医学ソーシャルワーカー、臨床心理士、美術教師、看護士、セラピストなど)の仕事量および件数

学校を巡回しなければならない専門職教師の仕事量や件数の不平等問題に取り組む対策委員会の設立。