UTLAストライキ勝利報告④

UTLAの歴史的大勝利に続き全米で次々とストライキの波

■オークランド教組(OEA)は2月15日にストライキ突入を宣言

(写真 アーリーンさんが招かれてオークランドで9日に開かれるイベントのポスター)

OEAはスト権投票を行い、2月4日(月)に、組合員の84%の投票で95%の圧倒的な賛成票を獲得しました。来週15日の金曜日に、事実調査の報告が出るのを待って、学区からの納得のいく回答を得られなければ、ストライキに突入すると発表しました。

OEAは約3,000人の組合員を有し、学区内には87の学校があり徒数は約37,000人。労働協約の合意がなされないまま、20カ月以上交渉を続けてきました。昨年末から、有志の山猫ストやシックストライキ(病欠スト)などを行ってきましたが、今回はオークランド統一学区全域ですべての学校の教育労働者がストライキに入ることになります。

OEAが要求しているのは、クラス人数の削減やカウンセラーや看護士などの専門職教員の増強、給与アップ、公立学校への資金増額などですが、学区が学校閉鎖を計画していることに危機感を感じており、協約の要求項目には入っていませんが、「公立学校を守る」という点からもストライキの大きなスローガンに掲げられます。

学区がどれほどの数の公立学校を閉鎖しようとしているか、発表はされていませんが、オークランドは公立学校の民営化の焦点になっている地域であり、現在でもオークランドの生徒の30%がチャータースクールに通っています。学区は、公立学校を閉鎖してチャータースクールをさらに増やしていきたいと考えているのです。

UTLAは、同じカリフォルニア州のオークランド教組のストライキ決起に、「私たちの次はオークランド」と、OEA支援のエールを送っています。「15日の金曜日には赤い服を着てオークランドへの連帯を示しましょう。私たちの未来のために最前線に立つすべての教育労働者に連帯を!」と呼び掛けています。

今週末の9日土曜日に、アーリーン・イノウエさんが招かれて、「When we strike, we win: Panel with Arlene Inouye」というパネル討論集会が予定されています。「億万長者が推し進める民営化に対峙して、公教育を守るために大きな勝利を勝ちとるにはどうすればよいのか」と、ストライキに勝利したUTLAから多くを学び、自らのストライキを勝利に導きたいと企画されたイベントです。

(写真 「オークランドの教師たちを支持します」のプラカードを掲げるUTLAの組合員たち)

■コロラド州デンバーの教員組合デンバー教職員協会(DCTA)は、2月11日の月曜日にストライキに突入すると発表

8日の金曜日には最終的な協約交渉を学区と行い、決裂すればストライキに立つことになります。DCTAの組合員は、スト権投票で93%の賛成票を投じており、委員長のヘンリー・ローマンは、「法的には7日にストライキを開始できるが、学区が我々の要求に対してきちんとした回答をもってくるのかどうか、最終交渉に臨むつもりだ」と語りました。

DCTAは、5,600人を超える教育労働者が加盟しており、ストライキに突入すれば、デンバーの公立学校のすべての教員が授業を放棄してピケットラインに立ちます。学区は、交渉が決裂してストライキになっても、学校は閉鎖しないでストライキ要員を雇って事業を行うと語っていますが、教員資格を持つ補助教員は300人ほどしか集められていないようです。

(写真 1月30日、コロラドの市庁舎前で抗議集会を行うデンバーの教育労働者と支援者たち)

■シカゴ・インターナショナル・チャータースクールズ(CICS)が経営する4つのチャータースクール教育労働者が、12日(火)からスト突入

昨年12月にシカゴのチャータースクールの教育労働者が全米初のストライキに立ったのに続き、今度はシカゴ・インターナショナル・チャータースクールズ(CICS)が経営する4つのチャータースクールの教育労働者が、12日の火曜日からストライキに突入し、現在も続いています。

ストライキに立っているシカゴ・インターナショナル・チャータースクールズの教育労働者175人は、シカゴの公立学校のシカゴ教員組合(CTU)傘下の組合員です。

「給料の昇給をするには、カウンセラーやソーシャルワーカーなどのスタッフの割合を減らすしかない」などというCICS側の言い分に対して、「カウンセラーやソーシャルワーカーが学校には必要な存在だということを経営側が理解するまで、私たちはストライキを続けます」と、組合員たちは語っています。(K)

(写真 スト権投票で95%の賛成票を獲得した翌日の2月5日、オークランドの教育労働者と支援者が、市街のフランク・オガワ・プラザで1日ストライキ(組合承認ではない山猫スト)を行った)

(写真 「こんな太った猫(=億万長者)たちが、生徒や学校から莫大なドルを奪って大儲けしいてる」と、ストライキに立つチャータースクールの教師たち)